新年のご挨拶を申し上げます。

一般社団法人 横浜港ハーバーリゾート協会

 新年明けましておめでとうございます。昨年もお世話になりましたが、今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 冒頭、一般社団法人 横浜港ハーバーリゾート協会(以下、YHR)についてご紹介させて頂きたいと思います。YHRは横浜港の表玄関、山下ふ頭の再開発を我々港湾人の意思に基づいて推進するために、横浜港運協会の加盟店社全社が構成メンバーとなって2019年5月7日に、誕生致しました。横浜港における港運事業と臨海部の再開発事業とは本質的に事業分野が異なるため設立致しました。

 昨年6月に私は横浜港運協会の会長を退任いたしましたので、今後はYHRの会長に専念致し、早速課題に取り組んで参りたいと思います。まず喫緊に取り組む課題として、山下ふ頭に押し寄せてくる悪い波を阻止致します。中長期的には横浜港の希望に満ちた未来につなげてまいります。地元市民・県民の皆様そして港湾人の諸兄、これからのYHRの活動にご理解を頂き皆様のご協力を改めてお願い申し上げます。

 今年は横浜港開港以来、港の再開発という点からとても重要な年になります。横浜港で「博打(ばくち)」を誘致する大きな動きがあることは皆さんご承知だと思います。敢えて宣言させて頂きます。博打場(賭場・とば)などを横浜港に誘致など絶対にさせません。

 先輩たちの血と汗がにじむ努力のお陰で、今日の安全・安心して事業を営むことのできる横浜港を構築できたわけです。安全・安心は一朝一夕でかなえられるものではありません。長年の努力と意欲と気持ちがここまで持ってきたということです。賭場を誘致するなど、先輩方の尋常ならざる努力を一瞬にして水泡と帰す行為であり、顔向けできなくなります。

 皆さんご周知の「割れ窓理論」、街に窓の割れた家を放置しておくと、その周辺の治安が悪くなるというという理論です。その通りです。ゴミも然り、ゴミを片づけずに放置しておくと街がゴミだらけになります。ということで、横浜港には、博打(ばくち)という刑法違反の犯罪行為を容認する場所をかけらでも入れさせませんし、一切見過ごしなどしません。ちょっとでも博打を容認すれば、この横浜港は犯罪の温床になりかねません。ここ横浜港はミナト、波止場です。波止場とは悪い波を止めて、船を安全に停留してもらうところです。今こそ港の本領発揮です。

 いくら博打を推進する者たちが「IR(統合型リゾート)」とか、「カジノ」とか、「大人が嗜む場所」だとか、「夜の社交場」だとか、「洗練された大人の空間」とか美辞麗句を並び立て、レトリックを駆使しても、所詮、博打は博打であり、博打以外の何物でもない。騙されてはいけない。そもそも博打などは、一部の輩(やから)、社会のリーダーが率先して誘致などすべきではありません。また、たとえ誘致を考えたとしても、導入の是非について事前に関係者に相談すべき最重要事項であるはずです。国や県や市がその郷土における人間社会のリーダーに相談もせずに横浜市の場合のように、旅人同様の市長が、独断で手続きをせずに決めるのは、民主主義にも反しており、方法論的にもおかしなことです。山下ふ頭の再開発は今後地元で誕生したYHRメンバーを中核にした地元市民の力で、真っ当な開発を行ってまいります。我々の明るく純粋な意向に沿わないものは、誘致させません。我々の子孫・孫子たちに、「夢」「希望」「期待」「楽しさ」を抱いてもらう場所にして、誇らしいものに仕上げます。万が一、博打場など持ってこようとしたら体を張って阻止します。「大人が嗜む場所」だとか、「夜の社交場」だとか、「洗練された大人の空間」とか美辞麗句を並び立て、レトリックを駆使しても、所詮、博打は博打であり、博打以外の何物でもない。騙されてはいけない。そもそも博打などは、一部の輩(やから)、社会のリーダーが率先して誘致などすべきではありません。また、たとえ誘致を考えたとしても、導入の是非について事前に関係者に相談すべき最重要事項であるはずです。国や県や市がその郷土における人間社会のリーダーに相談もせずに横浜市の場合のように、旅人同様の市長が、独断で手続きをせずに決めるのは、民主主義にも反しており、方法論的にもおかしなことです。山下ふ頭の再開発は今後地元で誕生したYHRメンバーを中核にした地元市民の力で、真っ当な開発を行ってまいります。我々の明るく純粋な意向に沿わないものは、誘致させません。我々の子孫・孫子たちに、「夢」「希望」「期待」「楽しさ」を抱いてもらう場所にして、誇らしいものに仕上げます。万が一、博打場など持ってこようとしたら体を張って阻止します。

 昨年、突然世界を襲ったコロナ禍、このウィルスの蔓延は人類に抜本的な考え方の変革を強いました。山下ふ頭の再開発の方向性も然りです。コロナ後、コロナと共存する社会を想定して対策を取り入れた開発をしなければなりません。①国際展示場②滞在型の宿泊施設③コンサート会場に加えて①新物流施設(戸別配送センターのような)②中学校などへの給食センター③水素エネルギーセンター④植物工場などの生産施⑤コロナワクチン流通拠点などを加えて盛り込んで考えていくことに致します。一方、IR・カジノ(博打)を推進している人から、コロナ禍を考慮してIRの発想、事業計画を変更するということが全く出てこないというのには今更ながら仰天しています。一旦、こうと決めたら何が何でも当初の計画を実行して猪突猛進するということでいいのでしょうか。これでは世の中の変化に対応できないでしょう。現政府のIR・カジノの進め方、横浜市の推進の仕方には大きな問題があります。このままの状況でごり押しするなら、我々も丁寧な対応をさせて頂きます。今の横浜市のやり方だと、米国のカジノ事業者が横浜への提案から一斉に撤退しまった現状では、日本より格下の国の外国勢に横浜市・横浜港の宝である山下ふ頭を差し上げるという本末転倒で全くおかしな構図になってしまっています。全く許されないことをやろうとしています。力ずくでも阻止しなければならいとの使命感でいっぱいです。

 ところで、YHRは現実的な方策を取って参ります。具体的には、山下ふ頭の一期地区で、様々な実証事業を行ってまいります。山下ふ頭の氷川丸側の一帯13ヘクタールの第1期地区(事業者は既に退去して空地)は景観も優れ市街に近いなど様々なイベント(コンサート・フェスティバル・展示会等)の開催をおこなうのに最適な場所です。この地はそもそもオープンスペースであり、事前のコロナ対策を行うのに適した場所です。2019年7月には人気グルーのフェスティバルを我々港湾人の手で実施し、大成功を収めました。ヨコハマらしい非常に健全なイベントでした。我々港湾人のお世話で何の問題もなく成功裏に実行できました。これからも一期地区を多面的に利用して、再開発の手始めに我々や、ヨコハマ原住民が主体となってYHRがイベント開催をお世話して参ります。是非これから開催するいろいろなイベントに注目し、楽しみにしていてください。まずは、山下ふ頭に迫ってきている邪悪な波の到来を防いで、波止場の本領を発揮し、ヨコハマを守りたい。致したいと思います。乞うご期待のゆえんを申し上げました。も一期地区を多面的に利用して、再開発の手始めに我々や、ヨコハマ原住民が主体となってYHRがイベント開催をお世話して参ります。是非これから開催するいろいろなイベントに注目し、楽しみにしていてください。まずは、山下ふ頭に迫ってきている邪悪な波の到来を防いで、波止場の本領を発揮し、ヨコハマを守りたい。致したいと思います。乞うご期待のゆえんを申し上げました。

 新年のおめでたい日に際し、今年こそ皆様が倖せに生活なさいますよう、そしてヨコハマっ子一人々々、ご家族のみなさまがご健康に過ごされますようお祈りいたして止みません。

新年ご挨拶2021名簿